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ローコード開発によるWebフォームの世代管理が可能になりました
consentFlowの次期リリースバージョンではローコード開発によるWebフォームの世代管理が可能になります。
作成したアプリケーションはそれがゴールではなく、
利用していく中で、ユーザーの要望を受けて常に改修が必要となってくるものです。
アプリ改修のリリース対応
通常、改修を行ったアプリケーションに対して、
-
- 以前のバージョンのアプリ・データは参照のみ可能とし、別のアプリとしてリリースする。(下位互換を行わない)
もしくは、
- 既存のものへ改修をおこない、以前のバーションに対してもサポートを行う。(下位互換を行う)
のどちらかになります。
もちろん後者のほうが以前のバージョンへの対応も考えなければならないため改修が複雑になります。
場合によっては既存申請文書をバッチ処理などで全て書き換える必要が出てきます。
アプリの性質とリリース対応の関係
期が変わる毎にデータを引き継ぐ必要のないアプリケーションとして、
- 出張申請
- 経費申請
- 休暇申請
- 設備稟議
などがあげられるかもしれません(もちろん会社次第で条件は異なります)。
その場合、期が変わる時点で以前のバージョンのデータは切り捨て、新しいアプリとしてリリースしてしまうことが可能になります。
ただし、この場合も申請・承認中のデータはどうするのか? という仕掛中データへの配慮が必要となってきます。
前者と違い、以前のバージョンで作成された文書・データを引き継ぐ必要のあるアプリケーションも多数存在します。
- 法令等に基づく何期にも渡ってデータ管理が必要なアプリ(契約審査、貿易管理アプリなど)
- 監査証跡が必要になるような重要なデータを扱うアプリ (品質管理アプリなど)
- トラブル・クレーム管理などの知識の集積が必要となるアプリ(クレーム管理アプリ)
- 顧客管理
consentFlowのWebフォーム世代管理機能
consentFlowのWebフォーム世代管理機能を利用することで、上記のような最新の改修アプリでも過去データを過去フォームのまま参照可能とする場合や、期変わりによるリリース前後でも申請・承認処理を止めることが出来ないアプリなどに柔軟に対応することが可能になります。
アプリ毎にフォーム設計データを簡単に世代管理することが可能であるため、
・改修前に作成された文書は作成された当時のままのフォームで参照させる
・新規に作成される文書には改修を加えた新しいフォーム設計を利用する
という運用が可能になります。
もちろん、一律すべての文書に対して最新のフォーム設計を利用することも可能ですし、N世代前までのフォームは最新の改修を加えたフォーム設計を利用し、それ以前のフォームは作成された当時のままのフォームで参照させる、といった複雑な運用も可能になります。